忙しい時間を送っていると、ついついシャワーで済ませてしまいがちですよね。
アロマバス
は手軽にできて効果的なアロマテラピーです。 お湯につかると肌が柔らかくなり芳香成分が浸透しやすくなります。また同時に嗅覚からも吸収できます。
今日一日頑張った御褒美に、アロマバスでエステ気分を味わってみましょう。
アロマバスの基本
お湯を張ったバスタブに5滴以下のエッセンシャルオイルを落とし、よくかき混ぜて入浴します。
芳香成分が吸収されることはもちろん、何よりも良い香りに包まれてお湯に浸かるだけで入浴のリラックス効果やリフレッシュ効果を高めることができます。
エッセンシャルオイルの種類によっては、刺激が強くピリピリするものもあります。肌の弱い方は量を少なめに使用してください。
乳化剤のいろいろ
水に溶けないエッセンシャルオイルを直接バスタブにたらすより、乳化剤と混ぜて使った方がまんべんなくお湯全体に行き渡ります。ガラスの器やボールなどに乳化剤を入れ、エッセンシャルオイルを落としガラス棒などでよくかき混ぜて使いましょう。
キャリアオイル
刺激がない植物オイルですので、お肌に優しく安心です。乾燥肌の方に向きます。キャリアオイル大さじ1杯にエッセンシャルオイルを1〜5滴加えます。
ミネラルソルト
（天然の塩）
塩は発汗作用があり老化物を排出してくれるので、疲れた時やダイエットに向きます。50gのミネラルソルトにエッセンシャルオイルを1〜5滴加えます。
ウォッカ
アルコールですので脂性肌の方に向きます。ウォッカ大さじ1杯にエッセンシャルオイルを1〜5滴加えます。
はちみつ
ハチミツは炎症を鎮める効果があり、敏感肌の方におすすめです。ハチミツ大さじ2杯にエッセンシャルオイルを1〜5滴加えます。
スキムミルク
ミルクは肌をしっとりとさせるので、乾燥肌や老化肌に適しています。大さじ2杯ににエッセンシャルオイルを1〜5滴加えます。
アロマバスブレンドレシピ
乳化剤（例：ミネラルソルト50g）に対する分量です。一般に入浴のお湯の温度は、リラックスの場合はぬるめ（38度前後）でリフレッシュの場合は熱め（40度前後）が適していると言われています。
リラックスに
●ラベンダー2滴：マージョラム2滴
●ネロリ1滴：カモミール3滴
●オレンジ2滴：ラベンダー3滴
●サンダルウッド2滴：シダーウッド2滴：フランキンセンス1滴
幸せな気分に
●ジュニパー2滴：グレープフルーツ2滴
●ベルガモット2滴：ゼラニウム2滴
●クラリセージ1滴：ベルガモット2滴：イランイラン1滴
心とからだをスッキリ
●ジュニパー2滴：サイプレス2滴
●レモン3滴：サイプレス2滴
●パチュリー2滴：ゼラニウム3滴
夏：ニオイが気になる季節に
●ベルガモット3滴：ラベンダー2滴
●ベルガモット2滴：サイプレス2滴
冬：風邪の季節に
●ユーカリ1滴：ラベンダー2滴：ペパーミント1滴
●ラベンサラ2滴：ティートゥリー2滴
スポーツなどの後に
●マージョラム2滴：クラリセージ2滴：ローズマリー1滴
●ラベンダー2滴：マージョラム2滴：ジュニパー1滴
フットバス（足浴)
リビングなどで本を読みながら、T.Vを見ながら、ちょっとした時間にできます。洗面器やバケツ等にくるぶしまでのお湯を張り、1〜3滴のエッセンシャルオイルを落とします。よくかき混ぜて15〜30分ほど足を浸しているだけです。お湯が冷めた場合は、熱いお湯を注ぎ足してください。一般に足浴は血液やリンパ液の循環を促すことにより、冷え性や疲労をはじめ様々な不快症状の改善に適しています。
半身浴
バスタブに胸から下まで（みぞおちが浸かる程度）お湯をはり、エッセンシャルオイルを1〜3滴落としよくかき混ぜて入ります。腕はバスタブから出し汗がたっぷり出るくらいまでゆっくりとつかります。肩を冷やさないようにバスタオル等をかけて行いましょう。一般に半身浴は全身浴より心臓への負担が少なく発汗しやすいので、冷え性の方などにおすすめです。
手浴
洗面器やボール等にお湯をはり、エッセンシャルオイルを1〜3滴落とします。よくかき混ぜた後、両手を手首まで浸します。手や足には体の重要な器官に関与する多くのツボがあり、エッセンシャルオイルを吸収しやすい部分でもあります。一般に手浴や足浴は末端を温めることにより心臓への血流を促してくれます。
※ベルガモット、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ライム、マンダリンなどの柑橘系は光毒性がありますので、使用した後に紫外線を浴びると、しみやアレルギーを起こすことがあります。日中の外出前などには使用を避けてください。その他の
禁忌事項
も御覧になってお使いください。
